ステンレスは磁石に着くの?

Last updated(m/d/y): 5/5/06  
ステンレスは磁石につく?

ステンレスにはいろいろな種類がありますが、ベアリーショットの材料の 18-8 ステンレスは、普通は磁石には着かないものとして知られています。 キッチンシンクや、スプーンなどに磁石を近づけてもくっつきません。

ところが、別項にあるように、18-8 ステンレス製のベアリーショットは、磁石で集めることができます。 何故? 実は、加工する時に強い力を加えると、ステンレスでも磁石に着くようになります。 鉄ほど強くはないのですが、磁性(磁石に反応する性質)を持ちます。 ベアリーショットは、丸くする時に強い力で叩き潰しています。精密機械部品など、磁性があると困る用途では、加工した後に熱を加えて冷まし、磁性を消します。 でも、くまおもりが磁石についてはいけないというきまりはないので、ベアリーショットでは磁性をそのままにしています。 この方が、加工費がかさまないという理由もあります。

意図して与えた磁性ではないので、ベアリーショットの粒の中には、わずかに磁石に着かないものも混ざっています。 この割合はロット(製造単位)によって異なりますが、経験ではほぼ全ての粒が磁石に着くということがわかっています。

悲しいおはなし

いつぞや、「ステンレスボール」と称した通常より2割方安いくま用おもりを見つけて、喜び勇んで2袋(200g)も買ってしまいました。 後で気付いたのですが、これは鉄に亜鉛メッキをしたものだったのです。 無知だったもりくま。 (やられた! でも、売ってるほうも知らなかったのだと思います)

怪しいな、と思ったら、磁石を近づけてみてください。 ほんとのステンレスボールなら磁石に着きません。 でも、鉄にメッキをしたものなら、めいっぱい磁石に着きます。
亜鉛メッキは青みがかった銀色なので外観でも区別がつきますが、ニッケルメッキやクロムメッキだったりすると、外観だけではステンレスと区別がつきません。

なお、亜鉛メッキの鉄は安価なので木ねじなどに多用されています。 水分にさらされると、まず表面の亜鉛が白く変色して脱落し、鉄の面が出ると赤錆が発生します。 とはいえ、通常の環境では10年やそこらは大丈夫と考えられます。


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